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授乳中に歯で噛まれて傷が痛い!キズパワーパッドを貼っても大丈夫?

授乳中のトラブル対策

授乳のたびに赤ちゃんの歯があたったり、歯で噛まれてしまったりと、傷や痛みに耐えながら頑張っているママも多いですよね。

可愛い我が子のためとはいえ、痛みが強いと授乳が恐怖にすら思えてきます…

実際に私も悩んだ時期があったので、その気持ちはよく分かります。対処法を本やネットで調べたり、知り合いの医師や助産師さんにも相談しました。

  • 傷が落ち着くまで断乳すべき?
  • ピュアレーンは本当に効くの?
  • 乳頭保護器を使っても授乳できる?
  • キズパワーパッドを貼っても大丈夫?
はじめは疑問だらけだったよ…。
結果的に対処法は、ケースバイケースなのだと思いました…。

授乳による噛み傷の対策は…

  • 傷が悪化する前の早期対処が鍵
  • 断乳すべきかは各家庭の事情を考慮
  • キズパワーパッドは最終手段
    (ただし自己責任のもと使用する)

私自身の母乳育児は比較的順調で、産後しばらくは大きなトラブルもなく呑気に過ごしていました。

ところが、娘が1歳を過ぎた頃から歯で噛まれるようになってしまい、ついには両胸に噛み傷ができるほどに…!

一時は「断乳(卒乳)のタイミングかな!?」と悩みましたが、結果的に何とか乗り切ることができました。

というわけで今回は、私が実践して効果的だった方法を、一例として紹介したいと思います。

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授乳中に歯で噛まれる!断乳すべきなのか?

私は産後1ヶ月を過ぎた頃から母乳育児が軌道にのり、それ以降は粉ミルクに頼らず完全母乳で進めていました。

これまでの母乳育児
〜産後1ヶ月 母乳+粉ミルク(1回/日)
産後2ヶ月〜 完全母乳
産後5ヶ月〜 離乳食+母乳

娘は保育園に通っておらず、私自身もフルタイム復帰はしていなかったので、結果的に生後1年6ヶ月頃まで母乳を与えていました。

ちなみにWHOは、2歳頃までの母乳育児継続を推奨しています。
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乳腺炎など、これまで大きなトラブルがなかったので油断していたのですが、娘が1歳を過ぎた頃から授乳時に痛みを感じるようになりました。

歯があたって授乳が痛い
(痛みレベル2)

授乳後もしばらくヒリヒリ

次第に噛まれるようになる

授乳時に強い痛み
(痛みレベル5)


痛い部位をさらに噛まれる

噛まれ続けて傷ができる

授乳時は激痛+安静時痛
(痛みレベル8)

最終的には、右胸に3mm、左胸に2mm程度の噛み傷ができてしまいました。

出血はしませんでしたが、授乳時は顔が歪むほど激しい痛みがあり、授乳後も慢性的にヒリヒリ・ズキズキしているような状態でした。

こんな痛みがこれからも続くの!?
何もしなかったら、傷が大きくなる一方なんじゃないの!?

これ以上悪化するなら耐えられない…!と思い、一時は断乳を考えるほどでした。

授乳中の痛み・傷対策

育児書やネットで調べても、専門家である医師や助産師さんに相談しても、提案される解決方法は様々でした。

搾乳や乳頭保護器でダメなら一時的に断乳!という声が最も多かったですね。

キズパワーパッドに関しては、助産師さんの間でも賛否両論でした。

結局のところ、最適な対処法というのは痛みの度合いや赤ちゃんの反応によって変わってくるので、「これが正解!」と断言できるものはなかなかないのでしょう。

今すぐ断乳!と言われても、我が家は色んな意味で無理でしたよ…。

というわけで、提案された方法をまずはリストアップしてみます。

  • 粉ミルクへの切り換え
  • 搾乳器の使用
  • 乳頭保護器の使用
  • 乳頭保護クリームの使用
  • 絆創膏の使用
  • キズパワーパッドの使用

母乳は栄養学的な役割だけではなく、子どもにとっての安心材料だったり、寝かしつけの際のお役立ちツールだったりもします。

授乳は一日一回というわけでもないので、色々な視点から総合的に判断する必要がありますね。

粉ミルクに切り替える

痛みや傷がおさまるまで、母乳をお休みする方法です。医科学的にはベストな方法で、多くの医師や助産師さんが推奨していますが、当事者にとっては素直に「はい」と言えない部分もあります。

私の中では、最も優先順位が低い方法でした…。
デメリット
  • 子どもが受け入れてくれない
  • 計画的断乳ではないので乳腺炎が心配
  • 準備が大変
  • 寝かしつけ等に手こずる

計画的ではない分、悩ましい問題が出てきます。そのため、私の場合は断乳を最終手段にしようと考えました。

一時的にミルクに切り替えて、その後再び母乳に切り替えたとしても、余った粉ミルク(液体ミルク)は捨てずに活用しましょう。

ミルクは離乳食の材料として使うことで、栄養価がより高くなります。もちろん、未開封の液体ミルクは、防災用の貯蓄として保管しておきましょう。

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搾乳器を使用する

直接おっぱいを吸わせなくても、母乳を与えられるというメリットがあります。

産後に搾乳器を利用したことがある方は、一度試してみましょう。搾乳する時に痛みがなければ、有効的な手段になります。

デメリット
  • 搾乳器を購入する必要がある
  • 搾乳時に痛みを感じる可能性
  • 子どもが哺乳瓶を受け付けない可能性
母乳に慣れてしまうと、準備が面倒に思ってしまうんですよね…。

私は手動の搾乳器を持っていましたが、結局それに頼ることはありませんでした。

ただ、このために搾乳器を購入するなら手動タイプ(4,000円程度)で十分だと思います。

実際に使用したことがありますが、ピジョンの『母乳アシスト』は力も使わず、スムーズに搾乳することができましたよ!

乳頭保護器を使用する

搾乳器よりもコストがかからず、直接母乳を与えることができます。

様々な種類が販売されていますが、口コミで評価が高いのはメデラ(medela)のニップルシールド(1,600円程度)です。

メデラ特有の形状がママの肌に触れやすくなっており、赤ちゃんに安心感を与えてくれます。

これは、私も実際に試してみました。確かに傷みは軽減しましたが、途中から娘が嫌がるようになってしまいました。

高価な買い物ではないので、試してみる価値は十分にあると思いますが、赤ちゃんとの相性が良いかは分かりません。

デメリット
  • 子どもとの相性が悪い可能性
  • サイズ選びが大変(S・M・L)
  • 痛みが軽減しない可能性
メデラは他社の商品に比べて、薄めに作られています。
そのため、赤ちゃんが嫌がらなかったという声と、ママの痛みが取れなかったという声のどちらも見られますね。

乳頭保護クリームを使用する

乳頭ケア用のクリームやオイルを使用し、患部の保湿を入念に行います。塗布した場所を拭き取る必要がなく、そのまま授乳も可能です。

結果としては、ヒリヒリ痛い段階では効果がありました。しかし、噛み傷ができてからは、気休め程度になってしまいました。

ピアバーユ

人気なのは、ピュアレーン(メデラ)・ランシノー(カネソン)・ピアバーユ(カネソン)あたりでしょうか?

私は産院で提供されたピアバーユを使用しました。

固めのテクスチャーが好みの方はクリーム状のランシノーを、保湿重視のオイル派ならピュアレーンかピアバーユを選ぶといいでしょう。

噛み傷ができていない段階で、ヒリヒリしたり、カサつくような症状であれば、塗布した直後からすーっと痛みが引いていくような感覚がありました(治療薬ではなく、鎮痛作用もありません)。

これは期待できる!と思い、授乳の合間にはオイルパックも行いました。ピアバーユを塗り、しばらくラップをかけて浸透させればOKです。

トラブルが起こる前の予防策としても効果的な方法ですね。

とにかく念入りに保湿を行うことで、痛みは和らぎ症状は一時鎮静しました。皮膚の乾燥は痛みを増長させるので、それを防ぐ意味でも理にかなった方法です。

噛み傷・切り傷ができるまでの肌荒れや痛みなら、有効な方法であると言えるでしょう。


キズパワーパッドを貼って、そのまま授乳しても大丈夫?

口コミでは評価が高く、多くの助産師さんが推奨している方法です。

ただし、キズパワーパッドの説明書でも公式ページでも、噛み傷は使用に適さない傷と記載されています。

かみキズ:

動物や人間のとがった歯でかむことでできるキズです。キズ口が狭く見えますが、深いところの組織が破壊されていることがあります。感染の危険が高いので、キズの大きさにかかわらず必ず病院へ行きましょう。

引用元:BAND-AID®

母子という関係で、赤ちゃんの小さな歯による傷ではありますが、使用にあたっては医師に相談した方がいいでしょう。

私は衛生管理に気をつけた上で、自己責任のもと使用しました。

結果として、キズパワーパッドを使用したことで痛みレベルが8から1に激減しました!

無理矢理断乳するしかないのかなぁ…という段階で救世主のごとく助けてくれたので、賛否両論ではありますが私としては使用して良かったと思っています。

授乳に影響のないキズパワーパッドの貼り方

前述の通り、販売元は噛み傷への使用を推奨していません。ここでは、あくまで一個人の体験談として参考にしていただければと思います。

キズパワーパッド

私が使用したのは、キズパワーパッドの「ふつうサイズ」です。

貼った後に浸出液がキズパワーパッドから漏れることのないよう、傷をしっかりカバーできるサイズや形状であることが大切です。

キズパワーパッドの使い方

  • 患部を清潔にします。
    私は使用前にシャワーを浴びました。
  • 粘着力を高め、キズパワーパッドがはがれることのないように、水分・油分はしっかりと拭き取っておきます。
    薬や保湿剤は使用しません。
  • キズパワーパッドを両手ではさんで、しばらく体温で温めます。
  • 傷をしっかりと覆うように、キズパワーパッドを貼ります。
事前に温めることで、貼りやすくなり、剥がれにくくなります。

そのまま授乳しましたが、授乳前は必ずリスク対策を行いました。

浸出液が漏れていないか確認!

全体がしっかり密着しているか確認!

少しでも剥がれたら新しいものに貼り直す!

キズパワーパッドの中身

貼った直後から授乳時の痛みがほぼなくなり、2日目以降は痛みゼロになりました!そして3日目には、傷もほぼ目立たなくなりました。

結果、断乳する必要がなくなり、今では問題なく授乳できるようになりました。

再発が怖いので、予防策としてピアバーユでの保湿は毎日継続しています。

キズパワーパッドのはがし方

とてもデリケートな部位なので、上手にはがせなければ痛みを伴ってしまいます。

公式ページには、上手なはがし方についても紹介されていました。

キズパワーパッド™の一端を軽く横に何回か引っ張って、粘着面に空気を触れさせながら、ゆっくりとはがしてください。

はがれにくい場合は温水を皮膚と製品の間に流し入れるようにするとはがれやすくなります。 

引用元:BAND-AID®

授乳のためにも患部は清潔にしておく必要があるので、お風呂のタイミングではがすのが良さそうですね。

経験上、シャワーのお湯をあてながら、ゆっくりとはがすのが一番スムーズで痛みも伴いませんでした!

授乳トラブルへの対応については、個人差もありますし、各家庭での事情も絡んで来ると思います。

「◯◯が必ず効く!」と断言することはできませんが、色々と試しながらぴったりの方法を見つけられたらいいですね。

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まいママ
ゆるっと育児中のママブロガー。結婚・妊娠・出産・子育てを通して学んだことを雑記ブログ【Mommy LIFE】にまとめています。食べることが大好き!家族で旅行に行くことを楽しみに、日々奮闘しています。
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